今年は空前のアウトドアブームでテレビなどよく取り上げられていますし、『ゆるキャン」なる女の子が一人または女の子だけのグループでキャンプをする漫画が受けているようです。
取り上げられたキャンプ場は早朝から車の列ができていると聞きます。
そのブームに乗ってしまったのか僕もキャンプ用品をヤフオクやメルカリをチェックしながら一通り揃えてました。(いつまでマイブームが続くか自信がないので中古の程度の良いものを物色しました。)
そして9月に長野の四得温泉キャンプ場に行った時のこと。
テントを設営して温泉につかり、まったりしていると徐々に辺りが暗くなって来たので炭をおこして夕飯の支度を始めました。
厚さ2センチほどのコストコで仕入れたミスジの肉を焼き始めたのですが、自分が思ったより火力が弱くて肉を網の上に乗せてもジューという音がしませんでした。
焦げ目がつくわけでもなく弱い火力でじっくり時間をかけて焼くことになりました。
何故火力を上げなかったかというと一つはバーベキューの本を読んで炭は熾火状態の方が良くて、炭から火が出ていたら水鉄砲で火を弱めるようにとなっていたからです。
二つ目は火力を強めるための新しい炭は焚き火に入れて熱している最中だったからでした。
あれ これは失敗してしまったかと思ったのですが、弱火で焼いていたせいか肉があまり収縮せずに反対に盛り上がって見えたぐらいで一口食べてみると驚きました。
肉汁たっぷりで柔らかく今まで食べた肉の中で断トツNO1でした。
家に帰ってきても、その時の肉の味が忘れなくて残った肉を自宅で焼いてもらいました。
結果 奥さんが焼きすぎたのもあって硬くてはっきり言って不味い。とても同じ肉とは思えませんでした。
なんとかリベンジしたくてバーベキューセットを少し立派なものに替えて、バーベキューの本を読み返しyoutubeでバーベキューで美味しい肉の焼き方の動画を見て研究しました。
そして定休の月曜日と祭日が重なったのでお店のスタッフ家族と我が家の家族で近くの渚園にバーベキューをしに行きました。
やり方は炭をバーベキューセットの半分までに置いて残りの半分を焼けた物を休ませるための場所にして強火、中火、弱火というゾーンを作るスリーゾーンでいきました。
網の真ん中、すなわち中火のゾーンで焦げ目をつけて弱火のゾーンに移動し肉を触って親指の付け根ぐらいの固さになったらOKという感じで仕上げてみました。
子供には好評であっという間に肉はなくなってしまいました。「おまえら少しは残しておけよ」と言いかかったw
それでも少し焦げ目をつける時間が長かったのか僕の中では四徳温泉キャンプ場で食べた肉の味の記憶には遠く及びませんでした。
何故だろうと悶々としていた時、勝間和代さんのブログを通じて水島弘史さんの「強火をやめると、誰でも料理がうまくなる」という本に出会いました。
この本はオススメです。
あなたも是非一度読んでみてください。いままでの常識が崩れますよ。
お客様とお話ししていて、「そのやり方テレビで見たことある」と言う方かなりいらっしゃいますから世に広まってはいるようです。
しかし実際にやっている方は少数な感じです。
もし時間があったら火にかけていないフライパンにバターを塗って溶き卵を入れてから弱火でオムレツを作ってみてください。
簡単に専門店で食べるようなフワフワのオムレツにありつけますよ。
一度お試しあれ。
体感するとこれから僕の書くことが相乗効果でより分かりやすくなると思います。
実は以前からローストビーフを作る時には低音蒸し器で65度で20分蒸してからオーブンに入れて焼くといい感じに出来上がるということは体感していました。
そのことからタンパク質は60度付近から変化していくということは知っていましたが、まさかバーベキューにおいても当てはまるとは想定外でした。
やはり原理原則は、どの分野においても当てはまるのでした。
そこでいつものように髪の毛にこの理論を当てはめてみます。
シャンプーをする時のお湯の温度は熱くても42度ぐらいでしょうからタンパク質は変性しません。個人の好みで好きに選んでいただければ良いと思います。
ヘアアイロンは180度ぐらいの熱を使いますから髪の成分のタンパク質が変化して硬化します。それによって艶と張りを作ってくれているから綺麗になるわけです。
今回フューチャーするのはドライヤーを使った髪の乾かし方です。
2年ほど前から僕はお客様の髪を低温のドライヤーで乾かしていました。
このドライヤーは復元ドライヤーというもので直接体の近くに風を当てても熱くない温度の風しかでないように設計されています。そして低い温度でも乾くのが早くなるように風量が強くしてあります。
ですからこのドライヤーを使っている時には会話ができないほどうるさいです。
僕はハンドブローをしていても自分の手が熱くないことで気に入って使っていました。
17000円ほどしますが髪がデリケートでパサつきやすい方には理想的なドライヤーだと思います。購入された方の髪を触っていても以前ほど髪の表面にダメージを感じられなくなっています。
髪の毛の水分は高温の風を使うと髪の内部から水分が抜けていく仕組みになっているらしいです。
反対に低温の風を使うと髪の表面から乾いていき最終的には髪の毛の内部に適度に水分を残してくれるという利点が生まれます。
そして高温の風の方が乾くのは早く、低温の風で乾かすには強い風力が必要になります。
ですから毛量が多く乾きづらい方が低温の風を使って髪を乾かそうとするならばバスタオルでほとんどの水分を拭き取ってしまうぐらいの感じにしてからドライヤーを使うとよろしいかと思います。
僕はほとんど8割がた低温の風で根元に風をハンドブローでいれながら形をつけます。
そしてパリッとさせたいところ立ち上がりが欲しい所に仕上げとして高温のドライヤーの風を使ってあげて、ツヤ感とボリューム感を同時に出していきます。
まとめてみますと、パサつきを抑えたい人は大体乾くまで低温の風を使うことで髪の毛の水分を保ちやすくなります。これから乾燥する季節に入ってきますから低温の風をうまく利用されると良いのではないでしょうか?
文中で紹介しました水島さんの本の中に包丁の使い方が載っていますが、なんとこの理論は僕がやっているエフェクティブテクニックというカットの仕方の理論と共通している部分があります。
すなわち髪の毛の断面を押し潰さずに切るので収まりがよくなるということなのです。
もし興味があるかたは読んでみてください。
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