もう9日ですから今更感満載ですが、あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。
この写真、新年の挨拶からの流れから見ると初日の出とおもうでしょうが、実は3日に撮った弁天島の鳥居に落ちてゆく夕日です。
こちらが本当の元日に新居の浜で撮った初日の出です。
こんな感じで言葉で引っ張られてしまうイメージは結構ありますね。
美容で言えば『ブリーチ』という単語。脱色という意味なのですがブリーチ=痛むというイメージを持っている人が圧倒的に多いのではないでしょうか?
先日も電話で問い合わせがありました。
『他店で白髪染めをしたのですが暗くなりすぎたので明るくしていただけますか?』
こういう時は白髪染めをしてもらったお店に問い合わせるが美容師的にもお客様の金額的にも良いとは思いましたが、せっかく電話をいただいたので答えました。
『暗くなった髪は一度その色素を壊さないといけません、ですから軽くブリーチをする工程をいれる必要があります。」
するとどうでしょう、声のトーンがどっと下がっていくのが分かりました。
やはりブリーチするのは抵抗があるようです。
おそらくブリーチとは金髪にすると思ってしまうのでしょうね。
そこで数字で表してみましょう。ヘアカラーでブラックになってしまった髪をブラウンにするにはどれぐらいのダメージを受けるのか。
黒髪を金髪になるまでブリーチするのを100の力が必要だとします、これはダメージかなり高いです。シャンプーやトリートメント、他にも髪のとかし方、乾かし方等気をつける必要が出てきます。
白髪染めで黒くなった髪を少し明るくするにはどうでしょう。大30ぐらいのパワーがあれば大丈夫です。
僕の中ではパーマを1回かけるのとほぼ同じダメージレベルと言って良いと思っています。
100対30ですよ、それほど恐れおののく心配はないでしょう。
そして何故ブリーチが必要なのか?
人間の目は髪の色を感じるとる時には面積の多い方に目が行きます。そして毛先にいくにつれて明るくなっていくのが自然に感じます。
染めてある毛先が明るければ白髪染めも毛先よりも少しだけ暗い色で染めてあげれば自然な感じになります。
反対に染めてある部分より明るい色で伸びてきた白髪を染めると綺麗に染まっていない感じと共に不自然な感じになりやすいです。よく街で見かける地肌が赤く染まっている感じになってしまっている人が典型的な例です。
そして白髪が多い人がヘアマニキュアの暗い色を使って染め続けると毛先の感じが異様に重くなってくるのも地肌近くより毛先に行くほど黒くなっていくという不自然さが出てしまいます。
これはペンキ塗りをイメージしていただけると分かりやすいです。2度塗り3度塗りの箇所の方が一度塗りより色が濃くなります。
ちなみにヘアマニキュアの紫や赤とかだと派手ですけど重い感じにはなりません。
そこで自分の思っていたより毛先の色が暗くなってしまった髪を自然に見せるには毛先の色を削る必要があります。すなわちブリーチ(脱色)が必要です。
一般的なヘアカラー(ヘアダイと言われているもの)には実はブリーチの工程が入っています。使う色によってブリーチの度合いは違いますが元の毛の色素を削って明るくしてそこに色素をのせて変色させています。
ですから時間が経つと少しずつ明るくなります。それほど急を要さない人は気長に髪の色が明るくなるのを待つのも選択の一つです。
ここで暗く染まってしまった髪を明るくする方法を痛まない順に書き出します。
そのままほっておく。
外を散歩して髪を紫外線に当てたり、毎日シャンプーする。
石鹸で髪を洗う。
パーマをかける。
シャンプーにブリーチ剤を入れてシャンプーする。
ブリーチをする。
この順番を逆にすると時間は短縮しますがダメージの程度は上がります。
僕は髪の色を少しだけ明るくしたい時には下から2番目のシャンプーにブリーチ剤を入れて髪を洗うブリーチシャンプーをよく使用します。
頭皮への刺激も少ないですし手軽でさらに安全度は高いです。
この話でブリーチという単語に対する悪い意識が変わると嬉しいのですが、いかがでしょうか?
白髪染めでいつも髪を黒くて少しだけでも明るい髪色でもう少しで訪れる春を軽やかな気分で迎えたいあなた、明るい白髪染めしてみませんか?
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